良い知らせ

病院の帰り道にあるスーパーにいつも寄って帰る。
普段行くスーパーにはないような目新しいものがたくさん売っていて、特に地元の農家さんやお店から出品されている野菜や手作りのお惣菜(ときどきパンや和菓子)がお気に入り。

母とお惣菜コーナーをガン見していると、店員さんが隣に来て値引きシールを貼り始めた。わたしがオクラの天ぷらに惹かれて「おいしそう…」と呟いたらその店員さんが「それおいしいですよ!」と声をかけてきてちょっと恥ずかしかったけど、こういう形でスーパーの店員さんとコミュニケーションをとるのが初めてだったので嬉しくなった。そして買った。美味しかった。薦めてくれてありがとう。


本題に入るけれど、今日抗がん剤7回目(全8回)の日だった。
毎回血液検査をするのだけど、今日はエコーもあると事前に伝えられており、治療を始める前にした以来だったので少し緊張気味だったわたし。

エコーを胸に当てる時、技師さんの手が止まったら“何か見つかったのかな”と思うし怖い。今日も何度か手が止まったのでドキドキしていたら、「どの辺にありましたか?」と聞かれた。
一瞬なんのことか分からなかったけど、どうやらエコーでは認識できないほど腫瘍が小さくなっているとのことだった。思わず「ほんとですか!?」と言ってしまった。

触診的なことは毎日していて、治療前は服の上から軽く胸に手を当てただけでも明らかに分かる大きさだったのに、いつの間にかどこにあるのか分からなくなってしまったので、かなり小さくなったのでは…?という期待はあった。それでもエコーで見ればまだ残っていると思っていたので本当に感動した。

12月から治療を始めて、副作用もたくさんあるし辛かったけれど、頑張ってきてよかったと思えた日だった。手術日も決まったし、残りあと1回も頑張ろう。

先日、気分転換と病気平癒を兼ねて神社に行ってきた。樹齢2000年を優に超える大きな木があり、言葉では形容しがたい空気を放っていた。呼吸をするのが気持ちよかった。