ぷち旅行から帰ってまいりました。大阪、京都、神戸あたりをぶらっと。移動時間が片道5時間ほどあったので、音楽をたくさん聴いた。素敵な音楽をたくさんインプットした。わたしの生涯好きな曲ベスト5に入るくらいの曲も見つけて、旅先に向かう移動中でもうすでに喜びに満ちていた。服でもバッグでも何だってそうだけど、自分の好みにぴたっとハマるものに出会えた時の感動はたまらない。この時点で、今回のぷち旅行における十分な収穫が得られたと感じた。(家でもできることですけれど...)
_

 今回の一番の目的、PAELLASのライブ。表現するのが難しいけれど、とにかく空間そのものが上品で艶っぽい感じのライブだった。ぎゅうぎゅうのライブハウスよりは、ゆったり星空でも眺めながら聴きたい感じだった。一曲目が一番好きな曲だったのでびっくりした。本当にひっさしぶりにライブを見て、色々と感覚が蘇った。日常生活では耳にすることのない音量と、それに伴って身体に伝わる振動が心地良い。いつも聴いている音楽を奏でている人が目の前にいて、いつも聴いている音楽を奏でて歌っている。こんなに幸せな空間ありますか。最高でした。
_

 前日にテレビで観てあまりに美味しそうだったのでここのたこ焼きを食べてきた。今まで食べたたこ焼きで一番おいしいと言っても過言ではない...くらいに美味しかった...。一見ふつうのたこ焼きなんだけど、まわりがカリカリの天かすで包まれていて、食感も味もすごく好みだった。ありがとう大阪。
_

 その次は京都にぷち観光をしに行きました。鴨川沿いに座ってぼーっとした時間がこの上なく幸せだった。三条大橋は人がたくさん歩いていて割と騒がしいはずなのに、その下はものすごく静かで、程よく風があって、人もまばらで、本当に心地が良かった。近くに住んでいたらしょっちゅう来ていただろうな。寝ている人もいれば、本を読んでいる人もいて、川で遊んでいる子どもたちもいて、本物のカモがいて、ギターを弾いている人がいて、みんなそれぞれの過ごし方をしていて穏やかな時間が流れていた。

 夜もまた綺麗で風情があります。夜はもっと静か、かと思いきや、どこかで行われていた路上ライブの音がまあまあな音量のBGMとなっていました。みんなの楽しげな声、それはそれでよかった。私はやっぱりここが一番京都にいるな〜という実感がわく。いつかまた京都に住みたいな、と思った夜でした。
_

 この数日間はとにかく“癒し”の二文字だった。良い意味で現実逃避ができたと思う。楽しかった。またこれから頑張ろうという気になれた。

 今日、履歴書を書くのにほぼ一日を費やした馬鹿はこのわたしです。誤字だったり、直線が若干歪んだり、納得がいかなくて7回も書き直した。紙のもったいなさ。環境に悪いことをして大変申し訳ございませんでした。そんなにたいした内容でもないからこんなにかかると思っていなくて焦った。筆圧が強すぎて右手が今も痛む。わたしほんとはこんな字やないねん、と思いながらかっちりした字を書きました。どうにか完成。そして、次の面接を前にして、明日からぷち旅行をしてみることにした。このごろはずっと家に籠りっきりだったから、良い気分転換になったらいいな。本当の目的はライブだけれど。

 新しい靴を買った。服も買った。衣替えでちょっとは気持ちも切り替えられるだろうか。傷心旅行、というとわたしが被害者みたいになってしまうからだめだけど、割と大きめのダメージを受けてしまっているので、わたしにとって何か意味のある旅にしたい。

 この前決意した『人に対してもっと献身的になる&もっと甘える、頼る』という目標を忘れかけている。気付いたら自分の殻に閉じ込もってしまっている。もう少し自分を解放してあげないと。自分ばかりと向き合いすぎて疲れてしまった。

 明日の移動中なんの音楽を聴こうか、そればかり考えている。音楽は自分の生活に彩を添えてくれる。朝一番に何を聴くかでその日の気分が決まることだってある。なぜか旅をするときは、普段あまり聴かない曲を聴きたくなる。旅は日常からの乖離であって、心のどこかで“非日常”を求めているのかも。

闇金ウシジマくん

ずっと取り組んでいた作業が一段落ついたので、今日は本当に何もしないぞ!というお休みの日をつくった。わたしは学生のときから休むことが下手くそで、特に受験生のときと卒論を書いていたときは、どんなに休むと決めていても常に頭の中はやらなきゃいけないことで埋め尽くされていたし、休むことへの罪悪感で逆にストレスが溜まり、最終的には限界がきて爆発してしまうという結果を招いた。かといって全く休まないのも辛くて、結局一日中だらだら作業をし続けるやり方に落ち着いてしまった。もちろんそれは一番効率が悪いので、思うように進まない。やっぱり切り替えというのは大事だ。やるときはやる。休むときは休む。優れた人はみんなこれが出来ている人だとわたしは勝手に思っている。

それで、完全にオフ!と決めた日に何をしようかかなり迷った。あまり考えごとはしたくなかったし、映画が好きなのでなんか適当に観てみることにした。作品を漁っていたときに、以前途中まで観てそのまま放置してたドラマを思い出したので、そっちを観ることにした。それが『闇金ウシジマくん』だった。正直、ゆっくり休息をとりたいときに観るような内容ではない。

と思っていたのだけど、いざ観てみるとどんどん惹き込まれてSeason3までいっきに観てしまった...。いっきに観すぎた感はあるけど、一話が30分というのもあって、あまり長い時間には感じられなかった。

Season3まであるのに、丑島さん(山田孝之)の表情はほぼ一種類しかなかった。ずっと同じ顔だった。しかしその迫力たるや、もうこっちまでゾクゾクしてしまう程だった。山田孝之さんは“一見ふつうに見えるけど、実はいつ何を仕出かすか分からないマジでやべえ奴”みたいな人間を演じるのが本当に上手い。めちゃくちゃに怖い。新宿スワンのときもかなり怖かった。顔の表情だけでこんなに迫力を出せる人はなかなかいないと思う。

悪い人なのかいい人なのか、いまいち掴めない丑島さんを、本当はいい人なんだと信じたい気持ちで観ていると裏切られる。だけど、お肉ばっかりじゃなくてちゃんと野菜も食べてくださいと言われたことをしっかり守って、机の上のカイワレもちゃんと育ててるところがちょっと微笑ましかったりもして、最後まで丑島さんに振り回された。

原作は少しだけ読んだことがあるけど、ドラマもみんなそれぞれキャラがしっかりあって良かった。洗脳くん篇はとにかく怖いし、胸糞が悪すぎた。占い師と組んで運命の人を演じ、相手からその家族までをも洗脳して、一家を崩壊させる。でもこんな話もこの国のどこかでは起こっているんだろうなと思うとぞっとした。いつかのドッキリ番組か何かで、占いで〇〇を身に付けている人が運命の人だと言われた直後に、その通りの格好の人に声をかけられて連絡先を聞かれたら教えるか?みたいな企画を観たのを思い出した。なかには教えている人もいて、ヤラセであることを願った。

闇金ウシジマくん、ただのちょっと怖い人たちの話かと単純に捉えていたけれど、人間の醜い部分が描かれていて、色々と考えさせられる話だった。映画の方も今度観てみようと思う。

二人がここで駄菓子を食べるシーンが何気に一番好きだった。