美容室探しの旅

小さい頃からずっと行き続けていた美容室があった。10年ぐらい...?そう考えるとすごいけど、ここに来て、担当の美容師さんが遠くの店舗に異動になってしまった。行けない距離ではないけれど、まあまあ遠い。ので、ちょっと寂しくはあるけど他の美容室を探すことにした。

ホットペッパービューティーで検索するとこんな田舎でもめちゃくちゃ出てきて、もう判断のしようがないからとりあえず行ってみよう!作戦開始。

1店舗目。バス停から近くて行きやすい。扉を開けて入ると大体あるであろう受付らしきところがない。なんか大きなテーブルみたいなところの周りに美容師さんが3人くらい立っていて、ミーティングでもするの?みたいな雰囲気だった(そこが受付だった)(レジとか見当たらないけどどういうことなのか未だに謎)。その大きなテーブルにはたくさんの雑誌が並べられていて、お好きなのを取ってくださいというスタイルだった。なんかよく分からないまま雑誌を選んだ。この時点でちょっと自分のなかでは引っかかった(早)。担当の美容師さんは感じはとてもよかった。仕上がりもよかった。ただ隣の人との間隔が狭くてみんなで髪切りにきましたみたいな状態になっていたのがすこし恥ずかしかった(?)。髪型は気に入ってルンルンで家に帰った後、耳が痒くて手でかいたら指が真っ黒に。よく見たらカラー剤が耳の中にたくさん残っていた。今までこんな経験なかったので結構萎えてしまった。いいところと悪いところ半々だった。

何ヶ月か後にまた違うところに行った。2店舗目。アクセスも良いし、内装もとてもお洒落だったし、スタッフさんもみんな丁寧で、仕上がりもとっても満足だった。もうずっとここでいいかなと思った。ただね、聞いてください。
最初にカルテを書いたんですけど、好きな雑誌はなんですか?の問いに、わたしはVoCEと書くつもりだったのに、間違えてVOGUEと書いてしまったんですよね。いや、VOGUEが悪いわけじゃないんです、でもね、どっからどう見てもVOGUEを読むような人間じゃないんですよわたしは。そのあとカットが始まって、前に置かれた雑誌の中になぜかVoCEがあって、「しまった.........!!!」と気づいたわけです。もしかして分かっててVoCE置いたの...??とか、その服装で???VOGUE?????とか思われてるんだろうなあとか考えると、考えすぎかもしれないけどもう恥ずかしくてしょうがなくて。サロン自体はものすごく大満足だったのに、これだけがどうしようもなく恥ずかしくて引っかかるのでした。(馬鹿)

3店舗目。結局前回のところに行く勇気がなく、また違うところへ。アクセスは正直あまり良くない。でもすごく洗練されたお洒落な空間が素敵だった。BGMもわたしが好きな感じの邦楽が流れていて良かったし、雑誌じゃなくてタブレットだったのが個人的に感動した(初めてだった)。問題は仕上げのセットで、なんでそこそんなことするん???みたいなのが多々あり、やめてェェと思ったけど言いづらいし、トイレで直すのもアレだし、結局なにも言えないままお店を出て近くのコンビニのトイレで直した。シースルーバングにしたいと言ったんだけど、ブローの時点で前髪がセンターでぱっくり分かれてしまっていて辛かった。Instagramとかで見る写真はみんなすごくかわいい髪型だったのに、どうしてわたしはこうなってしまうんだろう、嫌がらせなの...?とすら思ってしまった。毎度毎度わたしは考えすぎだ...。

で、結局2店舗目のところがやっぱり一番良い、という結論に至った。もう開拓するのもつかれた。VOGUEの件は..................もう開き直るしかない............。美容室選びって、ほんとむずかしい。