今年出会えてうれしかったもの
今年出会えてうれしかったもの 2022 ver.
自宅のデスクと椅子の高さが微妙なのか、フルリモートになってから手首が痛くなるようになった。長時間使うものだしちょっと良いマウスが欲しいと思っていたところだったので、Logicoolのおそらく一番メジャーなMX ERGOを買ってみた。
最初の一週間ほどは親指が痛くなったりしたけれど、慣れてくるとその使い心地がクセになり、もう前のマウスには戻れなくなってしまった。なにせ手が全然痛くならない。
以前使っていた無線マウスは乾電池を入れるタイプだったので、USBで充電できるところが好き。あと角度をつけられるところや、ボタンがカスタマイズできるところも好き。デスクトップだけでなく、ノートPCでもこれを使うようになる始末。もっと早く買えばよかった、ずっと使っていきたい。
つけている姿は正直誰にも見られたくないんだけど、初めてこれをつけて寝たとき、翌朝の髪の落ち着き具合に感動した。とくに夏にショートカットデビューした私にとって、起きたときに寝癖がついていないということほど有り難いことはなかった…。
今は抗がん剤で髪の毛がほとんどなくなったせいで、寝るときに頭皮がスースーして寒いのだけど、これを付けると冷えも感じなくなって快適に眠れた。値段もそこまで高くないのに有り難い🙏🏻
◎藤井風
美容室で流れていたのを聴いたのが始まり。日本に住んでいながらJ-POPの流行に疎かったので、その曲を誰が歌っているのかが分からず、部分的な歌詞をスマホで調べて藤井風の『ガーデン』という曲であることを知った。藤井風自体はぼんやりと知っていて、テレビとかでたまに流れるよね〜くらいの認識だった。
ガーデンの曲調はなんとも言えない脱力感で心地良いのに、歌詞には「花は咲いては枯れ」とか「果てる」とか少し寂しくなってしまうようなワードが入っていて、悲しく微笑んでいるような感じがしたのが良かった。
ちょうど自分の病気が分かった頃に新曲『grace』がリリースされて、初めて聴いた時に、サビの出だしの「あたしに会えてよかった」という歌詞で涙が溢れた。その時は辛かったけれど、それでも自分として生まれてきてよかったと思える人生だなと感じられた。あとから知ったのだけど、この曲は432Hzで作られているらしい。言葉にできない心地良さがある。
それから他の曲もたくさん聴くようになって、ちょうど自分の死について強く意識する時期だったのもあり、『帰ろう』という曲が特に強く心に突き刺さった。死に対する恐怖心や悲しみを払拭してくれた曲。歌詞から死を迎えた側の視点であることは分かるのだけど、
ああ 全て与えて帰ろう
ああ 何も持たずに帰ろう
与えられるものこそ 与えられたもの
ありがとう、って胸をはろう
待ってるからさ、もう帰ろう
幸せ絶えぬ場所、帰ろう
去り際の時に 何が持っていけるの
一つ一つ 荷物 手放そう
憎み合いの果てに何が生まれるの
わたし、わたしが先に 忘れようあぁ今日からどう生きてこう
最後は「今日からどう生きてこう」で終わるんだもの。一番辛かった時期をこの曲が支えてくれたと言っても過言ではないくらい。他の曲もみんな好きだけど、全体的に、励ましてくれたり勇気をくれたりするというよりは、自分の中の辛かったり悲しいといった感情をスポイトで吸い取ってどこかへポイッと消し去ってくれるような音楽だなと感じています。優しく、豊かになれる。
◎ロルバーン
今まで見たことはあったけど持ってはいなかったロルバーンの手帳を買ってみた。ロルバーンの魅力のひとつ、それは表紙のバリエーションの豊富さ。コレクションにしたら可愛いかも…というささやかな思いと共に干支（2023なのでうさぎ）を選びました。10月始まりなので既に使い始めているけど、手帳がなかなか続かない私に向いている作りになっていて良かった。
1年分のマンスリーと、クリアポケットが12枚、残りは全部5mm方眼というシンプルな構造。1日1ページやウィークリーは書かなかった日の空白が目立って嫌になってしまうけれど、これはただの方眼なので、その時の気分によって1行だったり1ページだったり自由に書けるし、無駄な空白も生まれなくて無理なく続けられる。
干支とは別に、パンダ好きとしては見逃せなかった上野限定のパンダ柄、現地に行くことができなかったためメルカリで購入…。ロルバーンの魅力のもう一つに、リングノートなのでページを追加したり外したり、入れ替えができてしまう、つまり長く愛用できるという点もある。アクセサリーも色々と揃っていて楽しい。毎年続かなくてほぼ白紙の手帳を泣く泣く処分していた私も、これならずっと使っていけそうな気がしている。2023年の年末、ちゃんと使い切ったノートがそこにあってほしい。
その他にもウルトラマンとかTREASUREとかポケモン新作とか色々あるけどもうここで満足してしまったので終わりにします。
今年もたくさんありがとう。
