センチメンタルな日曜日

この間、卒論の中間発表があった。発表が終わった後に質問タイムがあるのだけど、その時だけは皆が敵に見えてしまう。質問をされるということはそれだけ不足している箇所があるということで、全て自分のせいなのだけど、その時間だけ「質問」が「攻撃」のように感じられて逃げ出したくなる。そして気付いたことがあった。
私は以前から人と上手く話せない、所謂「コミュ障」だという自覚があった。話ベタだと思っていた。だけどそれよりもまず、人から言葉を掛けられて自分が返事をするまでの、「言葉を受け取る→理解する→頭の中で整理する→返す言葉を考える」という過程を行うスピードがとっても遅いんだと思う。だからきっと口で話すよりも文章で書く方が真意を伝えられるし好きなのだ。文章はじっくり考えながら書けるから。
ということで、質問をされたらすぐに答えなければならないという焦りから、質問の内容すら上手く把握できず、ただ慌てふためくことしかできなかった。回答の内容も、自分でも何を言ってるのかよく分からなかった。発表が終わってだいぶ経った頃に、「あの時ああ答えればよかったな…」と後からどんどん浮かんできて悔しい。これがなんで咄嗟に出てこないかな。頭の回転が遅い、ということなのかな。

発表があったり、卒論の締め切りがどんどん迫っていることとか、人間関係のこととかで少しセンチメンタルになっていた。そこでふと宇多田ヒカルさんの曲が聴きたくなって、YouTubeで検索してみた。(便利な世の中…)宇多田ヒカルさんをよく聴いていたのは小学生の頃だった。小学生で宇多田ヒカルって、えらいませてるなと自分でも思ったけど、小学生の心にも響いてしまう宇多田さんすごい。当時好きだった男の子とクラスが離れてしまって「SAKURAドロップス」を聴きながら泣いたという恥ずかしい思い出もあり…。色々聴いてたら不思議とメンタルの方も安定してきた。無意識に、やる気や元気を出したい時は男性アーティスト、落ち込んだ時は女性アーティストの曲を聴くようにしている気がする。